幸せになれない愛人

私は現在愛人を行っています。
愛人になって三年が経ちました。
なおその三年間、彼の事を誰にも話していません。
したくてもかなわないのです。
私は家族にも友人にも、愛人を行っている事は知られていません。
当然これについては恥ずかしい事であって、知られてはいけないでしょう。
それが現在の私はいたってきついのです。
過去に言われた事があります。
女性に生まれてきたのであるから、幸せな生涯を歩まないといけないと。
なんていう風に言われた事がありました。
しかし現在の私はそうだとは言えません。
愛人を行っている以上、幸運だとは言えないと思います。
人に言えない事である故です。
それから今後も幸せにはなれないのではないでしょうか。
彼といるとすごく幸せです。
世の中でいちばん幸運だと言っても過言ではありません。
しかし夜になったら彼は帰って行くのです。
帰る家が存在するのが理由です。
私の家に帰ってくることはあり得ません。
今後もないと思います。
などと思うと大変みじめでなりません。
まわりから見たら私は日陰の女性で、世の中の奥様たちの敵でもあるといえます。
更に彼の奥様からしてみたら、私はどんな敵というわけなのでしょう。
などと考えると怖くて仕方がないです。
私はその家族を壊してしまう存在である故です。
けれども何もすることができないのも愛人でもあると言えます。
ひっそりとこっそりと暮らさないとダメでしょう。
何でもかんでも彼が買ってくれます。
どんなことでも彼に面倒をみてもらえます。
しかし彼がいない場合、私はひとりです。
すごくみじめだと言えます。
今後も幸せになれないと認識していても、愛人をやめれない私となります。